2006 FIP in Salvador  (2006年8月26日〜8月31日まで)

渡邊萬里

8月26日から8月31日まで ブラジル東部、港湾都市でリゾート地のサルバドールで開催された66th International Congress of FIP に参加してきました。
今年のメインテーマは、”Bringing Innovations into Patient Care”でした。 場所が少々遠いということもあり、参加者は1600名と、例年より少なめでした。日本からは、アメリカ合衆国かあるいはフランス・パリで乗り継いで、30時間かかるところということもあり、参加者52名、例年の半分くらいでした。年齢的には、若い人の参加が多かったように見受けられました。
サルバドールの街は、1549年にポルトガルによって総督府が置かれ、1763年のリオ・デ・ジャネイロ遷都までブラジルの首都として栄えた街です。
1985年に、ペロウリーニョ広場を中心とする旧市街地が世界遺産に登録された美しい海辺の古都です。
まだまだ 貧富の差が大きく、貧しい人達は、新薬や製剤されたものを買うことが出来ないため、薬草を煎じて服用しています。しかし、“貧乏人のバイアグラ”といわれる薬もあり、それらは原木のままか、粉末あるいは カプセルにして売られていました。なかなかの人気者です。プロポリス製剤も多く売られていました。これら薬草は朝市で、野菜や果物と並んで売られていて、少しづつ紐で束ねられ、ハーブの店さながらでした。一束は 50円か100円でした。
今回の学会では、禁煙指導薬剤師養成についてのポスター発表をしてきました。これは、2004FIP 、2004FAPAについで3回目で、一連のシリーズとなっています。資料は、愛知県薬剤師会、名古屋市薬剤師会よりいただきました。

学会・活動報告

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