愛知県女性団体連盟の研修旅行に参加して(平成24年1月13日〜19日)

インドを思い出して
長谷川さや香

インドでの一週間は私にとって本当に素晴らしい時間であり、貴重な経験だったと実感しています。

一番強く印象に残っていることは人々の貧困の差です。私たちが利用させていただいた豪華なホテルの数百メートル先では、路上で小さな子が物乞いをしていました。 インドで宗教とカースト制度が重点を占めていることは事前に勉強していきましたが、あれほどの階級社会だとは思いませんでした。これは単なる格差社会とは少し違って、社会構造として認識された「階級」が存在する社会なのだと感じました。また、インドには宗教や伝統文化が深く根付いていて、人々の考え方やら行動のありかた、社会構成や生活に至るまで、宗教文化が浸透しています。これらのことが重なって、インドは中国や欧米のように急スピードで発展していくことが困難になっているのではないかと思いました。


しかしもし、インドが好きか嫌いかと尋ねられたら、私はインドが好きだと答えます。今回のインドは朝がとても寒く昼間は汗をかくほど、気候が不安定で着るものにとても困りました。トイレはいつも紙がなく、床が濡れていて、服を擦らないようにすることで精いっぱいの落ち着かないものでした。それでもインドに魅力を感じるのは、やはり退屈しない場所だということに尽きるのではないでしょうか。

街の人々は働くだけでなくよく会話を交わしていました。男性でも1時間も2時間も話し続けていられそうな雰囲気で会話に夢中でした。日本にはない新鮮な光景でした。

そしてやはりカレーです。カレーといっても何種類もあるので、毎回わくわくしながら食事させていただきました。私は最終日までほとんど飽きることなく美味しく頂きました。飲み物では、やはりチャイが欠かせないようで、体が温まるチャイを何度も御馳走になりました。


優しいインドの人々が出してくださるカレーを食べ、チャイを飲むためだけにもう一度インドへ旅立っても良いのではないかな、と思うのです。


学会・活動報告

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