FIP2008(2008年8月29日〜9月4日まで)参加報告

REENGINEERING PHARMACY PRACTICE IN A CHANGING WORRLD


今年はスイスの北西部にあるバーゼルで8月29日から9月4日まで開催されました。
バーゼルは古来より学問や文化が栄えた都市として有名です。また製薬メーカーのノバルティスの本社があるところでもあります。
今年のメイン・テーマは“REENGINEERING PHARMACY PRACTICE IN A CHANGING WORRLD”。訳すと、変化する世界の中での薬局運営の再戦略という感じかしら。.
今年の発表で印象に残ったのが、デンマーク・コペンハーゲン大学の若い演者によるものでした。一言で言うと、サービスはただではない。ただ、それに対するフィを支払うのは、サービスを直接受けたものではなく、製薬会社であったり、保険会社であったり、国であってもよいというものでした。患者の健康管理をよくすれば、薬の確実な効果出現、副作用の発症抑制、医療費抑制に繋がるものであるということです。
市内の薬局見学もしました。みな、なかなか立派で、モダンなものもあれば、威厳のある昔ながらの重厚な作りのものもありました。4〜5人の人が働いていて、絶えず客の出入りがありました。ドラッグストアは見受けられませんでした。学会の発表の中でもう一つ気に係ったのは、今のままでは、アメリカのようにチェーンドラッグストアばかりになり、客は勝手に陳列棚から薬を選んで、服用するようになってしまう。これは、薬剤師にとって由々しき問題であると、とかく色々な演者が語っていました。へぇ チェーン化は反対なんだ、あるいはアメリカの進出が怖いのかしら。
来年はイスタンブール。テーマはResponsibility for Patient Outcomes/Are you ready?

学会・活動報告

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